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二等寝台車での事

二等寝台車での事
二十五年位前の私の中国在住中の体験を日本人と共有するために記します。 
中国の二等寝台車は三段ベッドである。見知らぬ乗客同士でも即席の座談会を開き長い乗車時間を退屈せずに楽しく知識見聞を深める良い機会とすることがよくある。
 留学時代二等寝台車に乗ったとき、私は最上壇で横になっていた。近くで座談会が始まった。声が大きいので聞く気が無くても声は聞こえてくる。日本人が近くに居るとは知らずに日本を話題にし始めた。当時江沢民による反日愛国教育・宣伝が最も盛んなる時であったから、日本の侵略は本当に酷く日本人が嫌いであるという話しになった。
 すると最も年長であると思われる男性が口を開いた。
「日本軍が南京で30万人虐殺したというが、満州人が揚州を征服したときも30万人虐殺し、その後も全漢人に対し髪の毛を剃り満州人風の弁髪にしなければ首を切るといい実際に大勢の首を切ったのである。そんなことは中国の歴史ではしょっちゅうあったのであるがそれが大きく問題視されていないのは満州人はその後300年間中国を支配したからである。その間、満州人の統治を批判することは厳しく禁止され文字の獄も多かったのである。従って日本がもしも中国全土を征服し長期に統治したならばそれを最高として受け入れるのである。中国人とはそういうものである。」と言ったのである。それを聞いた先ほどの若者も一切反論せずなるほどそうかもしれないなという感じで納得し、話題は次に移っていった。

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プロフィール

bokudoart

Author:bokudoart
 幼少より絵を描く事、中国や北方・中央アジアの歴史が大好きであった。大学を卒業し会社勤めのあと中国の美大で水墨人物画を専攻し美術史専攻の大学院にも進み中国の古文献読破に数年間没頭した。以来、約二十年画家・美術団体代表として活動中。中国での生活で、今後の世界における日本の果たすべき歴史的役割を明確に知った。
 1万年以上途切れることなく続いた縄文文化に根差した日本という国の文化の素晴らしさを日本人は自覚し世界にそれを広めなければならない。青学大卒、南京芸大院修