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辛亥革命前後の中国美術の西欧化における蔡元培の役割

蔡元培と中国画
 二十世紀の前半は中国美術が急激に西欧化の様式的変化を遂げた時代であるが、蔡元培という文化政策の全権を握る人物が最も開放的で新しい思想を持っていたことの影響も大きい。新しい中国には新しい中国美術が振興されるとした蔡元培の奨励・指導の元に多くの美術学校が設立された。又、その頃の中国画界は伝統を重んじ宋元から四王を正統と見なす派、呉昌碩等の伝統の範囲内で個性を大胆に発揮する海派、西欧的画法を取り入れ中国画を再構築しようとする「中西結合」派があったが「中西結合」派は蔡元培の助力もあり美術学校の中国画の主力となり、多くの当時の代表的画家を生み出した。
 それらの画家のある者は先に中国画で後に西欧画を学んだが、ある者はその逆である。蔡元培自身が留学し又若者に勧めたように蔡元倍の指導した美術振興策の影響下に活動したり育てられた者に留学経験のある者が多かった。「中西結合」型の画家には欧米と日本両方に留学した者と欧米のみの者、日本のみの者、留学しなかったが「中西結合」の美術教育を受けた者があった。以下にそれらの学校と留学した画家を挙げる。

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プロフィール

bokudoart

Author:bokudoart
 幼少より絵を描く事、中国や北方・中央アジアの歴史が大好きであった。大学を卒業し会社勤めのあと中国の美大で水墨人物画を専攻し美術史専攻の大学院にも進み中国の古文献読破に数年間没頭した。以来、約二十年画家・美術団体代表として活動中。中国での生活で、今後の世界における日本の果たすべき歴史的役割を明確に知った。
 1万年以上途切れることなく続いた縄文文化に根差した日本という国の文化の素晴らしさを日本人は自覚し世界にそれを広めなければならない。青学大卒、南京芸大院修