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岡倉天心のアジア盟主論

岡倉天心の主張
①日本がアジアの盟主である
②大和民族としての意識を高める
③国家主義→国民国家を築くために「日本」という名称を絵画のスタイルにつけた「日本画」の使い方の意識的誤用。
④日本美術の優秀性
⑤中国美術のうち文人画=自由主義、最先端の個人主義を排撃。
日本がアジアの盟主である
「アジアは一つである。」『東洋の理想』(“The Ideals of the East with Special Reference to the Art of Japan”)富原芳彰訳 講談社学術文庫p17
「ヒマラヤ山脈は、二つの強大な文明、すなわち、講師の共同社会主義をもつ中国文明と、ヴェーダの個人主義をもつインド文明とを、ただ強調するためにのみ分かっている。」『東洋の理想』(“The Ideals of the East with Special Reference to the Art of Japan”)富原芳彰訳 講談社学術文庫p17
「しかしながら、この複雑の中なる統一をとくに明白に実現することは、日本の偉大なる特権であった。この民族のインド・韃靼的な血は、それ自身において、この民族を、これら二つの源泉から汲み取り、かくしてアジアの意識の全体を映すものとなるにふさわしいものとするところの遺伝であった。万世一系の天皇をいただくという比類なき祝福、征服されたことのない民族の誇らかな自得。膨張発展を犠牲として先祖伝来の観念と本能とを守った島国的孤立などが、日本を、アジアの思想と文化を託す新の貯蔵庫たらしめた。王朝の覆滅、韃靼騎兵の侵入、激昂した暴民の殺戮蹂躙――これらすべてのものが何回となく全土を襲い、中国には、その文献と廃墟のほかに、唐代帝王達の栄華や、宋代社会の典雅を偲ぶべき何らの標識も残されてはいないのである。」『東洋の理想』(“The Ideals of the East with Special Reference to the Art of Japan”)富原芳彰訳 講談社学術文庫p20

「アジア文化の歴史的な冨を、その秘蔵の標本によって、一貫して研究できるのは、ひとり日本においてのみである。」『東洋の理想』(“The Ideals of the East with Special Reference to the Art of Japan”)富原芳彰訳 講談社学術文庫p21

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プロフィール

bokudoart

Author:bokudoart
 幼少より絵を描く事、中国や北方・中央アジアの歴史が大好きであった。大学を卒業し会社勤めのあと中国の美大で水墨人物画を専攻し美術史専攻の大学院にも進み中国の古文献読破に数年間没頭した。以来、約二十年画家・美術団体代表として活動中。中国での生活で、今後の世界における日本の果たすべき歴史的役割を明確に知った。
 1万年以上途切れることなく続いた縄文文化に根差した日本という国の文化の素晴らしさを日本人は自覚し世界にそれを広めなければならない。青学大卒、南京芸大院修